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きぐるみ隊 その3の1

世界平和の使者《きぐるみ隊》 4歳児カガリたん その3

「カガリさん、今回は今までと違ってちょっと大変かも
しれません。でも、でも!!カガリさんのお力があれば、
きっと大丈夫ですわ!さ、気をつけて行っていらして下さいね。
強化ハロも一緒ですし、ちゃんと見守っておりますわ」


涙目ラクスの言葉にこくりと頷いた
「平和の使者、正義の見方、きぐるみ隊」のちびっこカガリたんは
着ぐるみを着ることなく、お気に入りの「かにさんあっぷりけ」の
付いたサロペットパンツのまま、3体の強化ハロと共に飛び立って
行った。(ちみに“かにさんアップリケ”は、アスラン特製である)








じょぼじょぼじょぼ。晴れた空に公園の噴水の水が弾けて
光を反射しながら、穏やかな風景を作っていた。


「すげえ!マジすげくない?これってやっぱり日頃の行いのせい?」
「お前の行いのお陰で、これが手に入ったってか?ありえんだろ」
「ぜってーそーだって!」

水色のふんわりとした髪の少年が、隣に座る
青年がひらひらとさせている紙切れ1枚
ーそれには大金を示す数字が印刷されているー
を、親指と人差し指を利用してピシリ!と弾いた。

「なあー、それ何に使う?旨いもんでもぱーっと食いにいく?」
「そうだなあ。それもいいが・・・。この間あいつが服屋の前で
目を輝かせてたしなあ」
「ステラ~?あ、そう・・・。・・・あいつのために全部使うのは
嫌だぜ~?」
「値段までは見てなかったからな・・・。ま、それだけありゃ、
いくらなんでもあまんだろ。あまったら、アウルの欲しがってた
あの靴も買えばいいんじゃないか?」
「えー!?マジ??でも、そしたら、スティングの分がないじゃん」
「俺か?俺はまた今度で良いさ」
「こんな大金拾うなんてラッキーそんなにないっての」

アウル、と呼ばれたあどけなさを残す少年は、ベンチから
ずり落ちそうな体勢で空を仰ぐ。

「あーあ、ボク達あとどれくらいしたら、あの寮から出れんのかな」
「お前と俺が手に職付けれたら、だろ。だから今頑張ってんだろ」
「ボクもう、コンピューターの分け分かんない記号配列見んの
やなんだよね」
「お前があのコース取ったのが悪いだろ?」
「だって、あれ覚えればお金結構もらえる職に付けんじゃん」
「そう思うんなら、ちゃんと勉強しろ」
「うへえ」
「仕事につけそうにない、アイツのためにもさ。守ってやんないと
いけないだろ?」
「・・・・・ああ・・・。分かってる」

空の雲が風に流され、それを目で右から左へと追う。
ふわふわとしたその様が、金髪の、歳よりも幼い言動しかできない
少女に重なる。

「分かってる・・・」

アウルの言葉が小さく空気に消え、鮮やかな黄緑の髪の青年が
薄く笑む。

「さ、あいつとの約束の時間が迫ってる。いくか?」
「おっけー」

腰を上げ、2人が立ち上がったその時。

彼等の真上に影が落ち。その影がぐんぐん、ぐんぐん大きく・・・

「何で急に曇りになったんだ?」
「曇りって・・・お、おい!?上!」
「うえ?えーーーーーーーーーーーーーーー?」

ぺちょん

小さな柔らかいものが、上を向いていたアウルの顔の上に
乗っかった。

「あれ?あ?あれ?ご、ごめんな?私まだハロの命令が
下手みたいだ」

アウルは自分の顔の上に乗っかったものが、幼女のおしりで
あることを理解した。



ーーー続く
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Author:andc/zero
ちょっと遠回り?でもじつはそれが直線だった。そしてちゃんと理想に向かって歩いてる、そういう感じでいきたいです。

        
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